今我が国は人類史上例のない人口減少社会に突入し、
加速する高齢化に伴う医療費の急速な増大（2016年度41.3兆円）が深刻な問題です。

私たち健康歯科協会が取り組む活動は、
官民学の連携により、健康寿命の延伸から医療費の削減を目指すものです。

ひと昔前とは異なり、歯科が全身疾患の重症化を予防する最上流の位置づけが明らかになりました。

企業にも健康経営が推進されている今、口腔に加えて全身状態も総合的に診られる視点をもつ 「予防健康歯科」が必要とされています。

当協会では、歯科と全身疾患の関連性を踏まえ、
従来型の歯科治療に加えブルーオーシャンに目を向け、
口腔を通じ全身にアプローチし健康を維持・増進する活動を「予防健康歯科」と定義しています。

人口減少による患者減少、生活環境の改善による歯科疾患構造の変化に伴い
歯科医院運営においても新たな経営戦略が求められてきており、
その新たな展開を進めた時に人材確保、人材開発が最重要課題となります。

私たちはその解決策として人づくり・健康づくり・組織づくりをコンセプトにした 「リケアプロジェクト」を提案します。


一般社団法人健康歯科協会　代表理事　岡本暁